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大阪のIR誘致の動きには地元への強い危機感がある(東京に負けるな大阪)

私事だが、大阪に憧れている時代があった。
当ブログでは固い話ばかりしているが、お笑いも大好きで街中でボケとツッコミが繰り広げられている(偏見?)大阪がまぶしく見えたのだ(マイナーな球団を応援しているので、正直言うと阪神タイガースは少し嫌いである・・・)。
その頃ほどではないが、今も明石家さんまさんを始めとした関西芸人は大好きだし、当ブログでも度々登場する堺屋太一さんは大阪の人だ。
尊敬する人は誰かと聞かれたら、今でもさんまさんと堺屋さんを挙げると思う。

そんな大阪だが、地元の人は強い危機感を持っているようだ。
昨今の外国人観光客の増加でインバウンドでは盛り上がりを見せている大阪だが、製造業では地盤沈下が始まっている渋谷和宏さんは説明している。
2008年からの10年間で大阪府から東京を中心とする他地域へ2263社もの企業が流出しているというのだ。
人口でも大阪府から東京圏に転出した人の数は、2014年から2018年まで5年続けて一万人を超えているという。

一方で渋谷さんが指摘しているのは、相変わらず高い大阪の技術力だ。
東大阪の町工場が結集して打ち上げに成功した人工衛星「まいど一号」を、「東大阪の町工場が持つ高い技術力を日本中に示した事例だと言える。」と渋谷さんは主張している。
高い技術力を持っていても、その事を充分に宣伝できていないとか、そういう事情が大阪にはあるのかもしれない。

この状況を打開するためにIR(統合型リゾート)が貢献できると渋谷さんは考えているようだ。
カジノのイメージが強いIRだが、カジノ以外の国際会議場や展示会・見本市などビジネスに関連する施設(MICE)も含む概念と考えるのが正しいようだ。
実際、韓国やシンガポールにできたIRにはMICE施設があるそうだ。
又、シンガポールのIR「マリーナ・ベイ・サンズ」のカジノが占める延床面積は3%未満、日本の「IR実施法ではカジノの営業区域の延べ床面積を IR 全体の3%以下に制限」しているのだという。

つまり、渋谷さんはIRの国際会議場、展示会・見本市などの情報発信機能に期待しているというわけだ。

話は変わるが、30年ほど前、日本において情報発信機能があるのは東京だけであるとの批判を堺屋さんがしていた事を覚えている。
テレビのキー局がその典型で、全国放送する番組のほとんどは東京で作られている。
これでは、地方の事は全国に発信されないし、東京に住んでいては日本全体の事は分からないというのが堺屋さんの主張だったと記憶している。

たしかに東京は魅力的な街なのであろう。
しかし、日本で一番魅力的な街が東京だと思われがちなのは、テレビなどマスコミの情報発信機能を持つ唯一の街が東京だからなのかもしれない。

幸いな事にインターネットの発達によって、それぞれの地方の魅力を発信する事のハードルは下がっている。
大阪製造業の技術の高さが、IRによってさらに世界中の人達に知れ渡るような状況になって欲しい。
東京に負けない都市になって欲しいし、大阪にはそのポテンシャルがあるはずだ。

参考:渋谷和宏「IRはニッポンを救う」
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