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食品に関するおかしな規制

以前のブログ(「市場経済の自浄作用(貿易自由化は食の安全を脅かすか?)」)で、問題を起こせば業績悪化に繋がるので企業は安全面に最大限考慮するべきだという話を書いた。
又、別の記事(「天下りとセットになっている規制(規制強化への動きには厳しい目を向けなければならない)」)では規制は天下りとセットになっており、規制が天下りに利用されているという事を書いた。

以上の理由から規制緩和、規制改革をどんどん進めるべきだと思っているのだが、国というのはくだらない規制を作るのが好きなようだ。
今回書くのはうどんとひやむぎとそうめんについて、そのうちのどれに当たるのかを正確に表示しなければならないという規制だ。
JAS法に基づく「乾めん類品質表示基準」では、それぞれを以下のように定義していると原英史さんは説明する。

うどん:長径1.7 mm 以上
ひやむぎ:長径1.3mm 以上1.7mm未満
そうめん:長径1.3mm 未満

このルールには罰則があり、例えば長径1.65 mm なのにうどんと表示すれば行政処分、処分に従わなければ<1年以下の懲役又は100万円以下の罰金>を課される可能性もあるのだという。
長径1.65 mmの麺をうどんと思って買わされた消費者にどのような害があるというのだろうか?

とはいえ、消費者に正しい情報を提供するのは重要な事なので、ここまでは許容できる。
ただ、問題は法律の不備により食中毒事件が発生してしまったという事だ。
2011年4月に発生した生ユッケによる集団食中毒事件だ。
この事件では4人の方が亡くなっている。

では、生肉に関しては規制はなかったのか?
細菌を除くために肉の表面を削り取ることや専用の包丁・まな板を使う事などをルールとして決めていたらしいのだが、罰則がなかったのだそうだ。
さらに問題なのは、自治体からは、毎年のように厚生省に罰則を設けるように要請があったのに、それを無視して罰則を設けなかったことだ。
どうでも良い麺の種類に関する規制には罰則を設け、命に関わることに関しては罰則規定を作っていなかったのだ。

厚生省は本当に国民の食の安全を守れるのだろうか?
その前に守る気はあるのだろうか?
いっその事、食の安全基準など無くしてしまったらどうだろう。
それでも、個々の企業は安全には配慮するであろうし、危ない企業についてはメディアは騒ぎ、消費者はそこから食べ物を買わなくなるだろう。

もう一つ思うのは、TPPによって食の安全が脅かされると主張していた人達のことだ。
それだけ、食の安全に気を配っているのであれば、上で書いたようなおかしな規制についても目を光らせるべきではないか。
僕はそう思う。

参考:原英史「「規制」を変えれば電気も足りる」
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Author:shizuokanochappa
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たぶん、新自由主義者です。
よろしくお願いいたします。