FC2ブログ

記事一覧

日本医療のおかしな報酬制度

以前のブログ(「出来高払い制に基づく医療報酬制度」)の続きになり、被っているところもあるのだが・・・

日本には健康保険法という法律があり、この法律で規定されている診療報酬点数表というものに基づき、病院への報酬が決定されるという。
この制度では、診療をどの地域のどの病院で行っても同一の報酬になるのだという。
もちろん、診断や処置が上手でも下手でも報酬は変わらないのだと原英史さんは説明する。
これは薬でも同じで、効果があってもなくても診療報酬が払われるので、必要のない薬でも処方される。
しかも、多くの医療費(特に高齢者や子供)は保険で賄われるため苦情も出て来ず、その事が医療にかかるコストを押し上げているのだと原さんは批判する。

普通、技能が高い人には、それに応じた報酬を払う。腕の良いシェフなら高い値段を払っても納得する。
それなのに、医療だけはそうなっていないと原さんは言う。
たしかに僕達の感覚でも技能が高い人は多くの報酬をもらって当然だし、そうでなかったら腕を磨こうというモチベーションを持てないのではないか?と心配してしまう。

レストランと違い、何件も食べ比べなどする事ができない医療では、標準料金を決める事には意味はあるとしながらも、「この治療は標準料金では××円だが、この病院では××件以上の経験を積んだ 特に技能の高い 医師が治療にあたるので その1.5倍」と言ったことをうたう病院があっても良いのではないか?」という疑問を原さんは提起している。
又、追加料金分は全額自己負担としても、そうした病院を選択する患者は少なくないはずだとも言っている。

ところが、患者が自己負担で追加料金を払って、良い病院を選択する事の自由を混合診療禁止が奪っているのだという(混合診療については、「混合診療」を読んでいただけるとありがたい)。
標準料金については保険で賄い、それ以上に払う分については患者負担で全額を払うような事ができないという事なのであろう。
現在の日本では混合診療が禁止されているから、そういう事はできない。
仮に腕の良い医者が診療する代わりに、診察料は1.5倍という医者がいたら、この医者にかかるためには全額を患者が自己負担しなければならないのだ。

このような制度になっているのは、治療の成果やサービスの質が問われ、医師や病院が選別される制度より全ての医者に平等に報酬を得られる制度の方が望ましいという医師会の判断があったのだと原さんは説明する。

つまり、腕の悪い医者が僕達の医療保険を食い物にするために、このような制度になっているのだ。
こんなバカげた話はない。
多少、高い医療費を払っても高度な医療を受けたいという患者の希望を叶えるとともに、無駄な薬の処方、検査などが行われなくなるような仕組みが求められる。

参考:原英史「「岩盤規制」を打ち破れ!日本人を縛りつける役人の掟」
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

フリーエリア

以下で更新していく予定です
~2019/9/28 毎日19:00
2019/9/29~ 毎週火曜日、金曜日、他随時

応援して下さる方、以下をクリックしてください(^^)


ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキング

プロフィール

shizuokanochappa

Author:shizuokanochappa
Yahooブログから引越してきました。
たぶん、新自由主義者です。
よろしくお願いいたします。