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自由貿易の輸入による利益

自由貿易の輸入による利益について、安価な物を輸入できること以外の三つの事を原田泰さんが本で挙げている。

第一が、その国では決して供給できないような製品を供給される事の利益である。
日本であれば石油などのエネルギーがそうであろう。
以前のブログ(「日本が高度成長を成し遂げられた理由」)で日本は資源がないからこそ高度成長を成し遂げられたという事を書いたが、自由貿易をやっていなかったらそもそもエネルギーを確保できなかったはずなので、日本が今ほど豊かな国になる事はなかったであろう。

第二に独占寡占を防ぐ事ができるという事を挙げている。
「貧しい国々はその国内市場も小さい。だから独占寡占企業が生まれやすい。しかし独禁政策はこの場合全く無力である。容易に成立する独占企業の安易な経営政策を改めさせるものは外国との競争である。」と説明している。

たしかに国内では圧倒的に強い企業も自由貿易が行われている限り外国企業とも競争しなければならない。
その結果、国内企業が独占寡占を利用して消費者からぼったくりをする事を防ぐ事ができる
経済学では「市場の失敗」として「独占寡占」を挙げている。
Web上のあるページでは「価格の吊り上げのために、社会的に最適な供給量よりも過小な供給しかなされなくなる。」という弊害を挙げている。
自由貿易のお陰で「独占寡占」が起こらないのだろうし、例外的に日本のコメの生産量が減っているのは自由な貿易が妨げられているからであろう。

第三に未知の製品を通じて行われる文化的衝撃を原田さんは挙げている。
戦後の日本は技術を磨く事によって豊かな国になる事ができたが、そもそも外国との交易がなければ自動車も電化製品も作り出す事ができなかったかもしれない。
輸入によって外国から受ける刺激をヒントに新しい商品やサービスを生み出し、又は外国の物を改良したからこそ今の日本があるのだろう。

今でも重商主義的な考えを持ち、輸出は善であるが、輸入は悪だと思っている人が沢山いる。
安倍政権の賢明な判断により日本はEUとのFTAとTPPという二つの大型の自由貿易協定を締結する事ができた。
しかし、何かの拍子に保護貿易の主張が頭をもたげてくる事もあるだろう。
その時には、上で書いたような輸入の利益を思い出し、保護貿易への道を防がなければならないと僕は思う。

参考:原田泰「日本国の原則」
    原田泰「若者を見殺しにする日本経済」
    「市場の失敗
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Author:shizuokanochappa
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たぶん、新自由主義者です。
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