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日本の事を一番バカにする人達が日本の発展を妨げる

2011年の記事になるが橘玲さんがTPPについて書いた記事を見つけた。
この記事の中で橘さんは「あらゆる国ですべての関税を一斉に撤廃するのがもっとも理想的」と書いている。
その説明として以下のような事を書いている。

---以下引用
関税をかけることが常に有利であれば、(たとえば)静岡県は、県内のみかん業者を保護するために和歌山県産のみかんに高率の関税を課すべきです。
(略)
日本でも江戸時代までは関所で商品の流通を管理していましたが、いまでは県境での〝関税〟を撤廃して国内市場を完全自由化しています。それなのになぜ、国境では自由貿易を制限するべきなのでしょうか。国内ではみんなを幸福する「自由貿易」が、世界規模に拡張されると一転してみんなを不幸にする、などということがあり得るのでしょうか
---

話は少し変わるが最近、江戸時代が評価されなおしてきていると感じる。
江戸時代が日本の近代の礎を作ったなどという論調も読んだ事がある。
この話も間違いではないのだろうけれども、日本が江戸時代のままに何百と言う諸侯がそれぞれの地域を治める事が続いていたら日本は近代化しなかったのではないか?

僕の解釈では、近代社会は物が大量生産される時代だ。
大量生産するためには大量生産するための資源や技術が必要だが、それ以外に大きな市場が必要だと思っている。
多くの人の雇用を作っているトヨタなどの自動車メーカー、パナソニックなどの電機メーカーなども江戸時代が続いていたら生まれなかったのではないか?
自動車メーカーも電機メーカーも優れた物を大量に作る事ができるけれども、県境ごとに関所があって関税を取り輸出のための煩雑な手続きが必要だったら、隣の県にモノを売るのにも大変な苦労がかかるだろう。
そうしたら、せっかく優れた物を大量に作る事ができても自由に売る事ができない。
これでは、世界のトヨタもパナソニックも生まれない。

さらに言えば、日本が中央集権国家として統一されたとしても、鎖国が続いていたらこれらのメーカーは今ほどは大きくならなかったはずだ。
又、海外のこれらのメーカーのユーザーは、トヨタやパナソニックの優れた製品を手に入れる事ができずに今より不便な生活を強いられていたかもしれない。

この事は日本が輸入する場合についても言えると思う。
ごくごく当然のモノとして使っているスマートフォンも使う事が出来ていなかったかもしれないし、その前にインターネットでさえ日本にはなかったかもしれない。

橘さんはさらに以下のような事も書いている。

---以下引用
明治時代の論争では、愛国的な“鎖国”派の主張は、「日本人は劣等人種なのだから、安易に開国すれば欧米人の奴隷になるだけだ」というものでした。現代の“鎖国”派は、「日本の農業は“劣等産業”なのだから、TPPに参加すれば農業は壊滅する」と力説しています。
---

つまり、愛国的な"鎖国派"というのは日本の事を一番バカにする人たちなのだ。
そういう日本をバカにする人達が日本の発展を妨げるのだと僕は思う。

参考:橘玲「“劣等人種”と“劣等産業”」
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Author:shizuokanochappa
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たぶん、新自由主義者です。
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